中古自動車部品のオンライン販売で欧州全域に浸透したB-Partsは、新たな成長を求めて新大陸への進出を目論む。
同社の顧客規模は既に155か国を網羅。製品供給拠点はフランス、ポルトガル、スペイン、イタリア、ドイツ、ベルギー、オランダ、リトアニア各国にあり、9か国語(ドイツ語、英語、デンマーク語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ノルウェー語、ポルトガル語、オランダ語)で利用出来るオンラインサイトの月間ユニークビジター数は200万人超、事業規でも108パーセントに達した。
そんなB-Partsは、そもそもポルトガルのポルトに拠点を置くアマンハ・グローバル( Amanhã Global )が2015年に創設。その5年後の2020年にステランティスグループ傘下となって以降の同社は、高品質で透明性の高い中古部品流通が強みとなっている。
現在の事業状況について同社のCEOを努めるマヌエル・アラウーホ・モンテイロ氏は、「当社はステランティスネットワーク傘下の電子商取引サプライヤーとして、4R戦略( Reman、Repair、Reuse、Recycle )に基づくサーキュラーエコノミー領域に貢献。
グループ指針「デアフォワード2030( Dare Forward 2030 )」上に掲げられたビジネスユニットのひとつであり、ステランティスブランドの炭素中立戦略で重要な役割を果たしています。
そんな我々が目指す目的は、自動車部品の寿命を延ばす事で廃棄物を削減。二酸化炭素排出量の観点から環境への影響を最小化する事にあります。
当社は、電気、電子、モーター、トランスミッション、照明、インテリア、ボディパーツの7つの製品カテゴリを網羅。認定されたELV( End of Life Vehicles )解体業者と緊密なパートナーシップを結んでいます。
また更なる顧客ニーズを満たすべく入手可能な部品在庫を更に拡大。昨年比で32パーセントの製品調達規模を達成。2023年1月からはプロユーザーを対象に製品の24か月の保証も開始しました。
今後は、国毎の部品流通に係る在影響を効率的に減らす事が課題です。加えて私たちは欧州以外の大陸展開を視野に据えています」と話している。