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オートバックスセブンは2月20日、ピット作業の透明性向上を目指し、2025年度内を目途にオートバックスおよびスーパーオートバックスの全店舗の整備レーンにAIを搭載した「安心ピットカメラ」を設置すると発表した。
なお、同システムは、2月26日(水)~28日(金)に東京ビッグサイトで開催される〝第22回国際オートアフターマーケットEXPO 2025〟のオートバックスデジタルイニシアチブ(システム構築を担当)のブースに展示される。
近年、自動車業界の信頼を揺るがす様々な事件が発覚したが、同社では、その背景・要因の一つには、〝不透明なピット作業〟があると考えていると云う。
同社はそこで、ピット作業の透明性を確保するため、これまでにオープンピット構造の採用や〝休憩室からの見える化〟を図ってきたが、直近の新店舗に於いては、ピットスタッフの労働環境改善や防犯上の理由から、その採用を控えてきた。
しかし今回、こうした相反する課題の解決策として、オートバックスおよびスーパーオートバックス全店舗(583店舗/2025年1月末現在)の全てのピットレーンに、AI搭載カメラを設置していくことを決定。改めて〝ピットの見える化〟を推進していくこととした。
なお、カメラで撮影された映像は、搭載されたAI技術により、クルマのナンバーが識別されて会員情報と紐づけられるため、自分のクルマの作業のみ視聴可能。専用Webサイトにてスマートフォンなどを通じて即時視聴ができるほか、入庫後3日間はそのアーカイブを見返すこともできる。
また、同社では同システムの機能を段階的に拡張、ピット作業を効率化して作業時間の短縮を図るなど、利用客の利便性を向上していく予定だと云う。
オートバックスは、〝社会の交通の安全とお客様の豊かな人生の実現〟というパーパスの下、今後も様々な事業を通じて、利用客の安全・安心と、利便性向上に取り組み続けると共に、環境・社会課題の解決へ向けた取り組みにも挑戦していくとしている。
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