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2024年4月4日【アフター市場】

オートバックス、秋田県内+タイ国内で其々新4店舗を始動

坂上 賢治

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オートバックスセブンは先の3月、タイ国内でエリアフランチャイズ契約を結ぶSIAM AUTOBACS CO., LTD.(代表取締役:Rangsun Puangprang)と共に4つ新店舗をオープンした。また併せて4月4日、加盟店契約を結ぶオートバックス東日本販売と共に同月、日本国内の東北エリアに次世代型のオートバックス4店舗を開設する。

 

まずタイ国内でオープンする拠点は以下の通り

 

店舗名:オートバックス ジョホ マーケット コラート店
開店日:2024年3月15日(金)
所在地:10 Suranarai Road, Joho Subdistrict, Mueang Nakhon Ratchasima District, Nakhon Ratchasima 30310

 

店舗名:オートバックス BNNパーク ラーチャプルク店
開店日:2024年3月15日(金)
所在地:77 Maha Sawat Subdistrict, Bang Kruai District, Nonthaburi 11130

 

店舗名:オートバックス PTフラテプ タドマイ店
開店日:2024年3月23日(土)
所在地:511 Phran Nok-Phutthamonthon Sai 4 Road, Bang Phrom Subdistrict, Taling Chan District, Bangkok 10170

 

店舗名:オートバックス ビッグC バーンパイ(コーンケーン)店
開店日:2024年3月25日(月)
所在地:100 Subdistrict Hua Nong District, Ban Phai, Khon Kaen 40110

 

いずれも経営母体は、SIAM AUTOBACS CO., LTD.
代表取締役:Rangsun Puangprang

 

この結果、海外のオートバックスグループ店舗網は、2024年3月31日時点で、台湾に6店舗、マレーシアに5店舗、シンガポールに2店舗、フィリピンに6店舗、フランスに8店舗に。また今出店により、タイが82店舗となり、海外のオートバックスグループ店舗は109店舗となった。

 

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一方、国内・東北エリア出店の4店舗は、オンラインやAI技術を活用し、オペレーションコストを下げつつサービスの質を上げることを目指す次世代型店舗となっている。

 

例えば、「オートバックス・由利本荘店」の売場では、タイヤ、オイル、バッテリーなどの様々なカー用品に加え、オリジナルブランド「AQ.」、ライフスタイル提案型ブランド「GORDON MILLER」のアイテムなどカーライフの楽しさを提案する幅広い商品を展開。

 

また、敷地内には4台分の作業ピットを併設し、電子制御装置の整備なども可能な特定整備認証工場の資格も取得予定している。由利本荘店では、こうした自動車整備に関する知識と技術、提案力を備え、安心してクルマのメンテナンスを託せる店舗として地域での立ち位置を明確にしていく考えだ。

 

 

由利本荘店の情報(参考/4月4日時点の概設済み拠点)
所在地:〒015-0852 秋田県由利本荘市一番堰160-1-2
連絡先:TEL. 0184-44-8767 / FAX. 0184-44-8768
敷地面積:2,223.4m2(672.6坪)
売場面積:527.1m2(159.4坪)
駐車台数:32台
ピット台数:4台
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定休
経営母体:株式会社オートバックス東日本販売
代表取締役:稲葉 学雄

 

上記を含めた国内・東北エリア各店舗の開設予定日と所在地は以下の通り

 

店舗名:オートバックス・由利本荘店
オープン日:2024年4月5日(金)
所在地:〒015-0852 秋田県由利本荘市一番堰160-1-2

 

店舗名:オートバックス・気仙沼店
オープン日:2024年4月12日(金)
所在地:〒988-0024 宮城県気仙沼市仲町2丁目5番13号

 

店舗名:オートバックス登米
オープン:日2024年4月19日(金)
所在地:〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字梅ノ木4丁目3番地8

 

店舗名:オートバックス築館店
オープン日:2024年4月26日(金)
所在地:〒987-2205 宮城県栗原市築館宮野中央2丁目3番地30

 

例えば、一定時間、売場に滞留している顧客をAIが検知し、それをスタッフに通知する「滞留通知システム」や、遠隔地からリアルタイムに商品説明などを実施する「オンライン接客」、カスタマーサポートセンターによる「店舗入電対応システム」や「受付番号発券機」などの導入により、業務効率化とサービスの向上を図っていくためのモデル店舗となる見込みだ。

 

加えて将来的には、特定整備認証工場の資格取得やサービスカーによる出張作業。タイヤ保管サービスなど、高齢化や人口減などの地域課題を抱える地域のインフラを担い、個々地域の顧客ニーズを的確に捉えて、それを全力でサポートしていく店舗運営を目指す。

 

なお東北4店のオープン時には、夏タイヤ事前予約会の開催や、買い得商品を準備したオープンセールを実施する。また児童向けに子ども免許証の発行や顔写真入り缶バッジの制作、オートバックスオリジナルキャラクター「タイヤくん」との記念撮影などが楽しめるイベント「こどもばっくす」も同時開催する。

 

国内・東北エリア6県では、今回の4店舗出店によりオートバックス・スーパーオートバックス店舗は51店舗となった。

 

参考:オートバックスグループ国内店舗数 計1,004店舗(2024年4月5日時点)
オートバックス:497店舗
オートバックスガレージ:1店舗
スーパーオートバックス:72店舗
A PIT AUTOBACS:2店舗
オートバックスセコハン市場(※1):18店舗(15)
Smart+1(※2):10店舗 (8)
オートバックスエクスプレス:11店舗
オートバックスカーズ(※1):393店舗(391)
※1の()は併設店の数
※2の()はインショップの数

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。