オートバックスセブン(以下、オートバックス)は10月20日、トライポッドワークスと協業し、企業や官公庁・自治体など、社用車やマイカーを業務で活用する事業者向けのクラウド型サービス、酒気帯びアルコールチェッカー 「ALCクラウド」を、同日より開始すると発表した。
警察庁は9月2日、これまで義務化されていなかった、一定台数以上の白ナンバー車を保有する事業者に対し、運転前後の「点呼」や「アルコールチェック」を義務化する道路交通法施行規則の改正案を発表。対象となる、ドライバーへの安全教育を担う安全運転管理者を選任した事業者にも、今後(来年4月1日施行)、飲酒運転防止のための厳しいドライバー管理が求められることとなった。
そのような背景の中、オートバックスでは、車両を業務利用する事業者に対して、新型コロナウィルス拡大による社用車利用の変化や、アルコールチェッカーのニーズに関しての調査を実施。調査では、直行直帰の増加や、アルコールチェックに関する課題が明らかになった。
<マーケティング調査結果(オートバックス調べ)>
– 実施月:2021年6月実施
– 方法:定量WEBアンケート
– 回答者:車を業務利用する事業者
(n=27,275⇒有効回答1,167:181万事業所に拡大推計)
■質問:コロナ禍における車両利用の変化
【回答】
・コロナ禍に社用車での直行直帰が増加した:全体の29%(52万事業所)
・コロナ禍にマイカー利用が増加した:全体の19%(34万事業所)
・アルコールチェックが経営課題に入っている:全体の30%(54万事業所)
■質問:アルコールチェッカーに求めるもの(複数回答/多かった意見)
【回答】
・メンテナンスコストが不要:36.7%
・小型で持ち運びが可能:32.5%
・安価:32.5%
・耐久性に優れる:31.8%
・成分分析が正確:29%
※以上、上位には入らなかったが「スマホとの連携が可能」が19.8%。
今回、オートバックスは、以上アンケートの結果や飲酒運転を巡る問題を踏まえ、企業や官公庁・自治体などの社用車およびマイカーを業務活用する事業者向けに、運転前のドライバーの酒気帯び状態をチェックし、その情報をクラウド上で管理する「ALCクラウド」サービスを開始することとした。
サービスでは、スマートフォン(以下、スマホ)アプリにログインし、Bluetooth(ブルートゥース)接続したペンサイズのアルコール測定器に息を吹き込むだけで、結果確認と同時に結果をクラウド上に保管。異常を検知した場合には、設定した管理者に自動通知されるため、ドライバーへの速やかな指導も可能。また、測定時にスマホのカメラを起動することで、成済ましを防止。結果データはCSV形式で何時でもダウンロードできると云う。
<酒気帯びアルコールチェッカーのフロー>
オートバックスは、自動車業界の一端を担う企業として、ソリューション型ビジネスを行い、交通社会の課題である、飲酒運転の根絶を目指すと共に、時代の変化に対応した働き方の改革にも寄与していきたいとしている。
[サービス概要]
– サービス名:酒気帯びアルコールチェッカー 「ALCクラウド」
– 営業開始日:2021年10月20日(水)
– 商品詳細:専用ホームページ(https://www.alc-autobacs.com/)
– 価格:
・本体価格(税込):11,000円(1本から販売)
・クラウド利用料(税込):1つのIDにつき880円/月額
※20名以上の利用の場合には割引料金設定あり。
※詳細は、専用ページより問い合わせ。
– 販売者:株式会社オートバックスセブン(※)
※日本アルコール検知機器協議会(J-BAC:https://j-bac.org/)に販売元として加盟。
<スペック>
[問い合わせ先]
オートバックスお客様相談センター
・フリーコール:0120-454-771(ガイダンスに従い9番を選択)
・受付時間:9:00~12:00 13:00~17:30(土・日・祝祭日を除く)