オートバックスセブンは11月16日、大分市内にて「AIカメラによる交通量調査実証実験」を実施すると発表した。
国土交通省が、自治体と共同で5年に1度実施している「全国道路・街路交通情勢調査」で、国が調査する約7,600区間については、今年度調査から、全面的に人手観測を廃止、交通監視カメラの映像を人工知能(AI)で解析する手法を導入すると2021年9月に発表された。人口減少による人手不足の解消と、業務の効率化、高度化、コスト削減を目指すもの。
オートバックスセブンでは、大分県由布市との包括連携における「地域防災と防犯対策の推進に関すること」の取り組みとして、今年度、河川水位監視 AI カメラを用いた危険水位の自動検知に関する実証実験を実施している。AI搭載の河川水位監視カメラは、従来のセンサーを用いた水位測定と比べ低コストで、中小規模の河川の見守りに適しており、警戒水位などに達した場合、関係者に通知する機能も搭載している。
今回、このAIカメラとサービスを転用し、大分市賀来西にカメラを設置し、12時間の交通量調査の実証実験を実施する。AIカメラによる交通量調査の実証実験は、大分県の取り組みとしては初となる。
■実施概要
日時:11月16日(火) 7時~19時
場所:大分市賀来西
上り線、下り線、それぞれ1台ずつ、計2台のカメラを設置する。