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2024年6月28日【アフター市場】

オートバックス、接客サポートに係る特許を取得

坂上 賢治

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オートバックスセブンは、2024年4月に「接客サポートシステム」に関する特許を取得した。

 

昨今、小売業界全体が深刻な人手不足に直面しており、オートバックスセブンの店舗内に於いても、専門性の高い商品の売場でスタッフの声掛けを待つ顧客が存在するなかで隅々まで接客・対応が行き届かないという課題があった。

 

そこで同社ではこうした課題解決の一助として、「接客サポートシステム」を開発し、滞留時間の計測、店舗スタッフの自動識別、対応不要ステータスの管理に於いて特許を取得した。これにより効率的に接客できる場面を増やし、接客・対応漏れを減らすことで、店舗への来訪顧客の満足度の向上を目指すとしている。

 

 

■接客サポートシステムの概要
売場カメラを通じてリアルタイムにAIなどの管理装置を用いてお客様の売場での滞留時間を計測・分析し、スタッフ端末に通知することで、接客業務の効率化を図るもの。

 

■特許の概要
・滞留時間の計測:90秒以上滞留しているお客様を店舗スタッフに通知
・店舗スタッフの自動識別:スタッフを自動識別し、不要な通知を回避
・対応不要ステータスの管理:対応不要のステータスを付与し、再通知を防止

【特許番号】:特許第7465857号

 

より詳細は以下の通り

 

【課題】店舗の現場状況に応じた接客業務の効率化を図る。

 

【解決手段】当該システムは、(1)店舗の各売場を撮影するカメラ、(2)店舗販売に従事するスタッフが操作するスタッフ端末、(3)売場別の各カメラで撮影された撮影データ内に存在する人物認識処理を行い、認識された人物の売場での滞留時間を計測して滞留情報を出力。この結果を、スタッフ端末それぞれに滞留情報を通知する。

 

これによりスタッフによって接客アクションが選択されると、接客アクションに応じた対応ステータスが管理装置に送信され、対応ステータスが滞留情報と紐付く。

 

また、既にスタッフ端末に通知された滞留情報の人物と同じ人物の滞留情報が新たに出力された場合、既に通知された滞留情報に紐付く対応ステータスに基づいて、新たに出力された滞留情報の不通知するか、再通知するかを決定する。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。