全日本空輸(ANA)と東京海上日動火災保険(以下、東京海上日動)は、搭乗予定便が悪天候により欠航のおそれがあると判断(※1)され、航空券をキャンセルした際に、取消手数料および払戻手数料を補償するキャンセル保険「そらもよう」を共同開発し、10月1日からANAウェブサイトで販売する。
これまでも、搭乗日直前に運航への影響がある可能性があると判断された場合には、取消手数料および払戻手数料免除での航空券のキャンセルはできたが、多くの利用客から「余裕をもって旅行の実施可否を検討したいので、もっと早めに取消手数料の免除ができないのか」との要望があったと云う。
そうした利用客のニーズを受け、両社は今回、300円から加入できる日本初のキャンセル保険「そらもよう」を開発。
「そらもよう」に加入することで、悪天候により欠航のおそれがあると判断された場合、5日前から実質負担ゼロで航空券のキャンセルが可能。さらに、搭乗予定便が悪天候により遅延(※2)・欠航となった場合、代替交通機関や宿泊費など予定外の追加費用の補償として、一律1万円が支払われる。
その他、急な出張等によりキャンセルした場合の取消手数料および払戻手数料も補償対象になる。
「そらもよう」は、ANAのウェブサイトで、航空券の購入完了画面、または予約確認画面から申込みの手続きができる(※3)。
※1:気象予測に基づく航空便の欠航リスクの算出は、日本気象協会がおこなう。
※2:搭乗予定便が6時間以上遅延して着陸した場合に限る。
※3:東京海上日動が業務提携を行っているドイツのインシュアテック企業、Simplesurance社のテクノロジーを活用。
■ANAキャンセル保険サイト:https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/prepare/insurance/