akippaは5月31日、テンホウ・フーズと提携したと発表した。
この連携では、長野県でチェーン展開している飲食店「テンホウ」の駐車場を営業時間外の間、駐車場予約アプリ「akippa」にて貸し出しを行う。
飲食店の営業時間外の駐車場を有効活用することで、コロナ禍での新たな収益源となるほか、違法駐車の抑制にも繋げるなど、新しい可能性を模索すべく実験的に実施するとしている。
テンホウは長野県内に32店舗を展開しているご当地ラーメンチェーン店。コロナ禍においても、休日には多くの人が店舗に訪れて食事を楽しんでいるが、外出自粛や飲食店への時短要請の影響もあり、収益面でも課題となっていた。
そこで今回、akippaにてテンホウの店舗に付随している駐車場を「予約制」として貸し出しを開始した。駐車場が利用されていない「営業時間外」の駐車場を活用することで、飲食利用以外の新たな収益となり、営業時間外に駐車場を稼働させることで夜間の違法駐車への抑制にも繋がる。
一方テンホウは、県外から来るユーザーが駐車場を予約・利用することで、akippaを通じて店舗を周知することができる。
また、将来的には、akippaとテンホウ、および地元飲食店と協力し、キッチンカーなどを出店する「akippaマルシェ」の実施場所としての活用も想定しているという。
akippaでは過去に紳士服コナカや、AOKIグループの店舗駐車場の貸し出しも実施しており、各地のロードサイドに位置している店舗駐車場の有効活用を進めている。また、2020年8月には長野県・茅野市と連携し、JR茅野駅前の駐車場貸し出しを開始するなど、長野県内の予約制駐車場の数も増やしており、現在累計120箇所を突破している。