アイシン精機の100%子会社である中国の愛信精机(愛信中国)は、珠海信至盟との合弁により、アフター市場向け販売を行う「愛信精机(上海)貿易」を4月に設立し、6月からの営業を開始した。
アイシングループでは、アフター市場の更なる事業拡大を目的に、昨年8月にアフターマーケットバーチャルカンパニー(※1)を立ち上げ、2022年度には2018年度の約2倍となる800億円までの売上げ拡大を目指している。
今回設立した会社では、愛信中国のアフターマーケット部門と信至盟の両者で行っていた営業活動を集約し、効率的な営業活動ができる体制づくりを進める。
さらに新会社では、グループ会社であるアドヴィックスセールス広州が行っているアフターマーケット商品の取り扱いも予定しており、アフターマーケット事業におけるグループ連携の強化を進めていくとしている。
※バーチャルカンパニー(VC)は、「パワートレイン」「走行安全」「車体」「情報・電子」の4つの事業バーチャル・カンパニー(※2)とグループ本社(※3)で構成され、各社の「強み」や「専門性」を尊重しながら、それぞれが「同一方向」「効率化」「新しい価値の創造」「高度化」の4つの視点で仕事を変革し、競争力を高めていくための取組み。
(※2)事業バーチャルカンパニー:会社の枠を超え、事業戦略の策定と実行を行う組織。(※3)グループ本社:グループ各社の共通機能を集約し、業務の効率化やしくみのレベルアップを推進する組織。
[新会社の概要]
– 社名:愛信精机(上海)貿易有限公司
– 所在地:上海市閔行区
– 資本金:14百万元(2.25億円) ※為替レート:1元=16円
– 出資比率:愛信精机(中国)投資公司 60% 珠海信至盟投資合夥企業 40%
– 代表者:総経理 中野玄三郎
– 販売品目:自動車用アフターマーケット製品
– 設立:2019年4月
– 従業員数:33名