あいおいニッセイ同和損害保険(以下「あいおいニッセイ同和損保」)と、Mobility Technologies(以下「MoT」)は10月14日、事故発生後の通院等の移動に「GO」を活用する実証実験を開始すると発表した。
昨今ITを活用し、「人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」ため、オンライン予約やキャッシュレス決済等を活用したDXが様々な業界で加速する。モビリティ・保険業界でも同様であり、あいおいニッセイ同和損保とMoTでは2021年6月に業務提携契約を締結している。
今回、両社は「GO」を活用した事故対応時のサービス提供の実証実験を実施し、万一、不慮の事故で負傷した際等にも安心・便利な日常移動を担保できるスキームの実現に向けた取組を開始する。
なお、実証実験終了後は、スキームの検証を行い2022年度には主要都市を中心としたその他地域へ展開するとしている。
■実証実験
– 期間・場所
・2021年10月中旬〜12月末(予定)
・東京都内
– 目指す効果
事故による負傷で車の運転ができない場合等では、その後の通院や日常移動のために、家族による送迎やその他交通手段の利用が必要となる。その中で、タクシーを利用する場合には、自身での電話予約や費用の立て替え、領収書を保険会社に送付する等の手間が発生している。
実証実験により、タクシー手配が簡便化することはもちろん、利用者自身での立て替え・領収書送付が省略されることから、利便性の高いサービスの提供が可能となる。またバックオフィス業務として発生していた、タクシー請求書管理が電子化されペーパーレスになることにより、業務効率化等のDXも実現する。