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2021年10月22日【IoT】

あいおいニッセイ、東北大学とテレマデータ活用の研究を実施

NEXT MOBILITY編集部

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MS&ADインシュアランス グループのあいおいニッセイ同和損害保険は10月22日、国立大学法人東北大学加齢医学研究所と仙台放送とともに、あいおいニッセイ同和損害保険のテレマティクス自動車保険(以下「テレマ保険」)で取得したビッグデータを活用し、「運転技能向上トレーニング・アプリ(以下「脳体操アプリ」)」による危機回避能力向上・事故削減効果等の実証に向けた研究を11月から開始すると発表した。

 

日本国内において高齢社会の進展が続く中、高齢者の移動手段の一つとして自動車の重要性はますます高まっている。こうした中、あいおいニッセイ同和損害保険ではテレマ保険に加入している顧客に対して、保険料割引というインセンティブに加え、運転技能の維持・向上を促す脳体操アプリを提供し、誰もが安全・安心に生活できる地域づくりを目指してきた。

 

これまでにも、運転挙動保険料反映型テレマ保険を契約する人が脳体操アプリを利用することで、速度超過・急アクセル・急ブレーキの発生頻度に基づき算出する安全運転スコアが向上し、運転寿命の延伸を支援するなど、地域の活性化に役立てていることが確認されている。

 

今回、あいおいニッセイ同和損害保険の「お客さま・地域・社会とともに共通価値を創造し、様々な社会・地域課題解決に貢献していく」という「CSV×DX(シーエスブイ バイ ディーエックス)」の考え方と、東北大学加齢医学研究所の「健康運転寿命の延伸を目指す」という考えが合致したため、新たな商品・サービスの開発も視野に入れた共同での分析・検証を開始することとなった。

 

共同研究では、脳体操アプリの利用効果と地球71万周分のテレマ保険の膨大な走行データを活用し、危険挙動の発生回数の減少効果のみならず、事故の抑止につながる危険回避能力向上効果および事故低減効果等を多角的に実証し、「脳体操アプリの利用」と「各種事故低減効果」の因果関係を確立すべく共同で分析・検証を実施する。また、分析・検証を通じて、顧客ごとにカスタマイズ可能な運転寿命の延伸効果を高める新たな商品・サービス等の開発検討も同時に実施していくとしている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。