MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険は、12月28日、トヨタ自動車が12月25日に発売した超小型EV「C+pod」に、D&R(Damageability:壊れにくさ、Repairability:修理しやすさ)性能が優良な自動車向けの車両保険割引(「ドーン!とおまかせ」/※1)を適用すると発表した。
あいおいニッセイでは、クルマの維持費の低減、なかでもクルマ社会のコストセーブにつながる事故時の修理費の低減を目的に、「ドーン!とおまかせ」を提供している。
「ドーン!とおまかせ」は、国内損害保険会社で唯一、衝突実験設備を保有する強みを活かして開発された商品で、ビジネスモデル特許も取得。各自動車メーカーからの耐損傷性・修理性の改善取組の申し出に基づき、あいおいニッセイ同和自動車研究所において衝突実験を実施し、新型車のD&R性能を測定評価することにより、合理的な車両保険料が設定できると云う。
今回、あいおいニッセイは、トヨタが12月25日から発売した超小型EV「C+pod」を、D&R性能が優良な自動車と認定し、その車両保険に10%割引を適用する。なお、EVへの「ドーン!とおまかせ」適用は初となる。
あいおいニッセイでは、上記のほか、「電動車活用社会推進協議会」や「水素バリューチェーン推進協議会」等への参画を進め、環境配慮に資する電動車の普及に向けた取り組みを進めており、またクルマの走行データに基づき安全運転を保険料に反映するテレマティクス自動車保険や、地域の移動確保に向けて導入が進む電磁誘導線を活用した自動運転車(低速EV)向けの自動車保険割引なども、業界に先駆けて提供。
今後もCASE(※2)に対応した商品・サービスの開発・提供により、環境対策や交通事故削減、地域交通課題といった社会課題の解決に資する取り組みを進め、「レジリエントでサステナブルな社会」の実現に貢献していくとしている。
※1:「耐損傷性・修理性割引」のペットネーム。2000年9月発売の、自社衝突実験施設を活用した車両保険割引で、すべての同社代理店・扱者にて利用可能。初度登録(検査)年月から始期日の属する年月までの期間が13か月以内であることを条件に割引が適用となる。
※2:Connected(コネクティッド)・Autonomous(自動運転)・Shared/Service(シェア/サービス)・Electric(電動)の4つの頭文字をとった造語で自動車産業に大変革期をもたらす言われるキーワード。
■(トヨタ)C+pod:https://toyota.jp/cpod/?padid=from_pm_bnr_cpod