akippaは12月22日、第一交通産業が管理している営業所等の遊休スペースをakippaを介してキッチンカーの出店場所や、野菜販売所として活用する取り組みを開始すると発表した。
今回の実証実験では、第一交通産業グループの遊休スペースをakippaに登録し、駐車場で食料品などの販売・購入を行う「akippaマルシェ」として活用し、キッチンカーの出店と野菜の直売を実施する。
全国各地でそれぞれキッチンカー事業者を募るほか、野菜販売はYACYBERが運営する農産物直売所の検索サービス「YACYBER」に登録している生産者が出店する。
2022年1月より福岡県にある本社および早良営業所の遊休スペースでの実施を皮切りに、将来的には、約200カ所ある第一交通産業グループのタクシー営業所を中心に「予約制駐車場」はもちろん「akippaマルシェの出店場所」として北九州・福岡から全国に取り組みを展開する予定だという。
第一交通産業グループは、北九州市に本社を置き、タクシー・ハイヤー事業を中心に全国展開している会社で、全国各地の営業所には多くのタクシードライバーが所属している。
地方や住宅街周辺など営業所の場所によっては、周辺に飲食店が少なくランチの場所に困るタクシードライバーがいるのが現状であり、タクシーを含む運送業界全体では、健康面も含め食の問題は課題となっていた。
akippaは、この取り組みにより第一交通産業グループに勤務している社員やタクシードライバーがランチタイムに飽きることなく、温かい料理を楽しむことができ、また同時に、野菜の直売も実施することで、新鮮な野菜を購入し、自宅でも健康的な生活をサポートすることができるとしている。