横浜ゴムは2月18日、自社のトラック・バス用タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)「HiTES4(ハイテスフォー)」が策の1月に於いて、純正オプションとしてUDトラックスのフラッグシップ大型トラック「クオン(Quon)」に採用されたと発表した。対象は4軸車CG、3軸車CD、2軸トラクターヘッドGKの3モデルの国内向け車両。
トラック市場では、安全性と経済性の面からタイヤの空気圧管理が重要視されており、近年、空気圧管理を簡便かつ正確に行えるTPMSのニーズが高まっていると云う。
横浜ゴムの「HiTES」は、タイヤ内部の空気圧と温度をリアルタイムに確認でき、管理値から外れた際に警報を発するモニタリングシステムで、今回クオンに採用された「HiTES4」は、昨年9月から販売されている第4世代モデル。異常を検知した際、音と色点滅で伝えるインジケーターやスマートフォン/タブレットでタイヤ状態が確認できる機能が追加されている。
また、IoTを活用してタイヤ点検情報などを管理する横浜ゴムのタイヤマネジメントシステム「T.M.S(ティーエムエス)」と連携することで、車両から離れた場所からでもタイヤ内部の空気圧と温度、そして車両位置のモニターもできると云う。
横浜ゴムは、2003年、日本全国の輸送事業者向けに「HiTES」と「T.M.S」を展開。以来、ユーザーニーズに合わせたモデルチェンジやリニューアルを経て、昨年にはクラウドデータベースを介した「HiTES4」と「T.M.S」の連携サービスを開始。これにより、タイヤの空気圧や点検結果、摩耗予測などの情報をドライバーのみならず運行・整備管理者との共有を可能とした。
■(横浜ゴム)HiTES4:https://www.y-yokohama.com/product/truckbustire/hites/
■(UDトラックス)クオン:https://www.udtrucks.com/japan/trucks/new-quon