1994年に西日本ツアーズとして設立。高速ツアーバス事業から事業拡大を図ってきたWILLER株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:村瀨茂高)は、自社が提供しているMaaSアプリ「WILLERS」に新たにQR決済機能等を追加・リリースした。今回リリースされたのはAndroid版だが、iOS版のリリースも後日予定されている。
MaaSアプリ「WILLERS」では、高速バスや、フェリー、列車、ホテルから、ツアーまで様々な交通の検索、予約、決済をアプリ上で全て行うことができる。今回リリースされたQR決済機能は、それらの交通手段等で利用でき、事前購入することなく利用時に即時決済したり、アプリで事前購入した乗車券等の情報を利用したりすることが可能だ。
前者はアプリ画面上の即時決済用のQRコードを乗降時にQRリーダにかざすだけで、予め登録されたクレジットカードにて決済でき、後者は、アプリで事前予約を行い発行される事前予約用QRコードを交通手段等の利用時にQRリーダにかざすだけで利用できる。
これらにより、現地での交通サービスの利用がチケットレスで、ひとつのアプリ内で完結するようになる。また、QR決済機能以外にも、インバウンドにも使いやすいよう、日本語だけでなく英語・中国語(繁体字)にも対応し、多言語対応を図っている。
交通サービスの利用が全てひとつのアプリで完結することは、日本人観光客はもちろん、日本に慣れていないインバウンドの交通の利便性を向上させることに期待できる。さらに日本は2020年には東京オリンピックを控えており、多くのインバウンドの来日が予測されている。そういった観点からも、今回対応した英語や中国語以外の言語への対応も今後必要となってくるのではないだろうか。