JAFは猫の日である2月22日、1月1日~31日にかけて発生した“猫がクルマに入り込んだことによるトラブル”の救援要請件数を発表した。
“エンジンルームに猫”1カ月で21件!そのうち11件はエンジン始動後に発覚
1月1日(土)~1月31日(月)の1カ月間でドライバーから「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」とロードサービスを要請された件数は全国で21件あった。このうち、エンジン始動後に気づき救援要請されたと明確にわかるものは11件あった。
猫が入り込んでいることに気づかずエンジンをかけてしまうとエンジンベルトなどに巻き込まれる場合がある。猫が命の危険にさらされるのはもちろんのこと、車の故障(ベルトの切れ、外れなど)にもつながる。猫の命を守るためにも、乗車の前はボンネットなどエンジンルーム付近をやさしく叩くことを実践することをすすめている。
2021年にJAF公式Twitterで投稿したおすすめの「猫ばんばん」 。ボンネットを叩くだけでなく、反応した音がしないか耳をすませる。
なお、ボンネットを叩くいわゆる“猫ばんばん”は有効だが、万能ではない。叩いて出てくるかは個猫差がある。叩いたあと猫の声や気配を感じたらボンネットを開け、中まで確認することをすすめている。
入り込む理由は“暖かいから”だけじゃない!暖冬でも救援要請
寒い冬に暖かい場所を求めてエンジンルームに入り込むと思われがちだが、JAFには1年を通して猫がクルマに入り込むトラブルの救援要請がある。猫は暖かい場所だけでなく狭い場所も好む。駐車しているクルマのエンジンルームは風雨が入りにくく暗く狭い空間で、警戒心の強い猫にとっては安心できるようだ。冬場に限らず注意が必要となる。とくに子猫は小さな体ですきまに入り込みやすいので、子猫が生まれる季節も注意が必要だとしている。