オートバックスセブン(以下、オートバックス)は8月22日、ドローンの国家資格および民間資格に対応するライセンスが取得できる「オートバックスセブン・ドローンライセンススクール 」を開校し、同日より、民間資格向け講習の受講生を募集すると発表した。
2022年12月、ドローンなどの無人航空機を航空法の規制対象となる空域や方法(特定飛行)で飛行させるために必要な知識や技術を証明する国家資格として「無人航空機操縦者技能証明制度」が施行された。
オートバックスは、モビリティ分野の一端を担う企業として、今後のドローンビジネスの市場拡大によるドローン操縦士の不足を見据えて、ドローンライセンススクールを開校。正しい知識と技能、航空の安全に対する心構えを持った操縦士を育成し、ドローンや空飛ぶクルマといった次世代空モビリティによる社会の発展に貢献していくとしている。
スクールでは、民間資格の取得を目指す「民間資格向けコース」と国家資格の取得を目指す「国家資格向けコース」を用意。企業や自治体、学校などの団体向けの講習にも対応しており、講師を派遣する出張型の団体講習も可能。学科講習は、好きな時間・場所で繰り返し学習が可能なeラーニング形式で実施、実技講習は、認定基準をクリアした講師によるコーチモード(※1)を使った指導が行われる。
なお、8月22日から募集を開始する「民間資格向けコース」は、国家ライセンス取得を見据えた、修了審査合格対策カリキュラムを採用した民間ライセンス講習で、修了により特定の飛行を行うためのドローンの知識や基礎的な操縦技術など、国土交通省が定める操縦者としての要件を満すことができるため、講習時間の減免措置が受けられるなどのメリットがあるほか、ドローンサッカー 用の機体を優待価格で購入することもできると云う。
また今後開講を予定している国家資格向けコースについては、現在、国が定める施設および設備や講師などに係る要件を満たした「ドローン登録講習機関」としての登録を、国交省に申請しているとのこと。
(※1)受講生が持つ送信機と講師が持つ送信機を互いにリンクさせ、受講者が万が一危険な操作に陥った場合に、直ちに講師が操作介入して安全に機体を誘導できる講習体制。
ドローン実技講習のイメージ(写真左)と、日本ドローンサッカー連盟主催にいよる競技大会の模様(右)。
オートバックスは、「社会の交通の安全とお客様の豊かな人生の実現」というパーパスの下、モビリティ分野の一端を担う企業として、今後拡大が予測されるドローンの分野に於いても、安全や利便性の向上に取り組み続けると共に、環境・社会課題の解決へ向けた取り組みにも挑戦していくとしている。
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